« 電車の切符 | トップページ | 物価高 »

2007年5月 3日 (木)

スカラ座へ

Scala1Scala_1 スカラ座から見た闇に浮かぶドゥオーモ

夜7時過ぎにホテルを出て、スカラ座へ。出し物はドニゼッティ作曲の《連隊の娘》。

プロダクションは、ゼッフィレッリによるものだが、以前からあるものであり、フローレスやランカトーレといった人気歌手の出番が終わっていたので、買えたのだと思う。

劇場があくのを待つのは歩道であったが、皆文句も言わずに待っている。面白いのは、平土間その他と、ガレリア(最上階に近い席)では、入り口が違うのである。

ガレリアへは、階段またはエレベータで行ける。Maschera と呼ばれる案内係も昔は男が多かったそうだが、今は女性が多い。スカラ座は、マスケラの服装も格好がよく、エレガントである。

僕の席は、最上階から2番目の階で、ここも loggione (天井桟敷)と言うかとマスケラに尋ねると、マスケラ同士で相談して、「私は言うと思うけど、彼女は最上階だけだと言っている」と意見が割れていた。なるほど。言葉は、生き物だから、使い方が人によって異なることは珍しいことではない。

壁にくっついた席だが、舞台もけっこう見える。フランス語上演であったが、前の座席の背中に液晶画面があって、言語が選べる。僕はイタリア語を選択したが、隣の客はフランス語を選択していた。

ガレリアは音がとても良い。あとで、イタリア人に聞いたところでは、むしろ平土間よりも、音に関してはよく響くとのことであった。

ところどころに、どう入ってくるのか立ち見客もいる。この立ち見は常連客と言った風情であった。老人もいれば、若者もいた。孫娘をつれたおばあさんもいた。これなら、イタリアのオペラの未来は、まだ大丈夫そうだ。日本のオペラの客層の方が、老齢化が進んでいると感じた。

演奏は、オケは素晴らしく、コーラスも良く、歌手はまあまあで、指揮者がもう一つといったところだった。しかし、スカラ座上演を体験したということが最大の収穫。

|

« 電車の切符 | トップページ | 物価高 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144339/14934866

この記事へのトラックバック一覧です: スカラ座へ:

» 池の平ホテル [バイク王]
池の平ホテル [続きを読む]

受信: 2007年5月 3日 (木) 11時51分

« 電車の切符 | トップページ | 物価高 »