カザルサへ
トレヴィーゾからカザルサへ。駅前はがらんとしている(8・9)
街の中心のイタリア広場へ。パゾリーニの研究センターは普段は開いていないことが判る。
まず、町外れの墓地へ。木が墓の敷地いっぱいに枝葉を広げている珍しい墓である。
駅前のMunicipioまで戻って、そこの事務員が隣の図書館を案内し、またパゾリーニの研究センターを案内してくれる人と連絡をとってくれる。2時半。
図書館の隣の小さな教会サンタ・クローチェは普段は鍵がかかっているが、図書館の女性が鍵をあずかっていて、見せてくれた。ここで、パゾリーニの葬儀が執り行われたのである。
カザルサと駅の反対側にヴェルスータという地区がある。戦争中はパゾリーニがそこに疎開していたのだ。そこの小教会を見に行く。かなり距離があるのでタクシー。ここもまた鍵は近所の家が預かっている。
そこからヴェルスータの中心部に行くとき地元の青年が車に乗せてくれた。感謝。サンジョヴァンニという大きな教会と、その傍にパゾリーニが戦後、挑発的な政治ポスターを張ったロッジャ(柱廊)があった。
2時ごろ、研究センターに行ってみると、マリオがもう来ている。ここは、もともとパゾリーニの母親の実家コルッシ家であったのだ。今は、整備途中だが、4つの部屋に写真や資料が飾られている。
パゾリーニが若き日に描いた絵。葬儀の写真。マリア・カラスをカザルサに連れてきたときの写真。最後に、パゾリーニの自筆草稿、原稿を見せてくれた。カザルサ詩集の草稿が印象的で、Dio(神)と題された詩は、赤鉛筆で書かれていた。
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