Balestrini, Nanni (バレストリーニ)

2009年3月22日 (日)

Nanni Balestrini: Frammenti del sasso appeso

             吊された岩の断片

兵隊たちは戦争をしていたあるいは
   もっと急いでするために
不本意で連続的に非常な高度でしていた
   外から見られ衣装を身にまといしていた
しかしながら           煙は登る
   生き延びながら同意された
をのぞいて過剰なもうひとつ   地べたに座っていた
   (つねに岩から見られて)

名を出すことなく、とりわけ摂取し、事実を口に出さず
(一方     問題はとけた
 乾かすために降りた  薄められた眼
 車)     新たなデータはもう提供せず
   人種、房     壁の上の夜明けの縞
 そして夜は黄昏のわずかな印で変わる!
           あるいは電話が沈黙して、

(訳者妄言)
ナンニ・バレストリーニの詩。詩集 Come si agisce  (1963) から。

Balestrini バレストリーニは1935年ミラノ生まれ。ジャーナリストでエッセイストで、政治的には左翼に与し、ネオアヴァングァルディアの創設者の一人。

実験的な詩として「視覚詩」(poesia visiva) 、「テープ上の詩」(poesia su nastro)、「電子詩」(poesia elettronica電子計算機を用いた詩)に挑んだ。新しい世界、新しい時代の精神や技術的可能性を追求した。ミラノとパリを往来している。

1961年に Il sasso appeso で詩人としてデビューしたが、それは1963年フェルトリネッリ社から出版された詩集 Come si agisce に収められた。

バレストリーニによって、ネオアヴァングァルディアはもっとも理論的一貫性を持ち、挑発的な成果に到達した。彼はGruppo '63 の言語的実験の中心で、言語的要素への集中は絶対的なものとなり、読者への客観的伝達の意思は消えてしまうところまで行った。

バレストリーニは、さまざまな異なるテクストからの言葉を並置し、古典からの引用を、新聞記事からの引用と混ぜた。そうした断片を、偶然により、あるいは機械的に混ぜて並べるので、出来上がったテクストを一義的に決まった意味に解釈することは出来ないし、それを要請してもいない。「開かれた」テクストなのである。

バレストリーニは、伝統的な詩、ありふれた言い回しの沈殿物から言語を解放することを目指している。それは、支配的な政治社会的なシステムの論理を拒絶することであり、資本主義社会を攻撃することにもつながるのだ。

この詩も、首尾一貫した意味を持つというよりは、断片が、偶然によって、連なっている詩である。

原文は、

I soldati faceva la guerra oppure
     per fare più in fretta
involontario e continuo facevano a grande altezza
     vista da fuori facevano in costume
tuttavia                             sale fumo
     sopravvivendo è stato convenuto
un altro di troppo a meno che    si sedette per terra
            (visto sempre dal sasso)

senza far nomi, si nutrono sopratutto, non nominando i fatti
(mentre        i problemi si risolvono
era sceso per asciugare    l'occhio rarefatto
la macchina)     non già fornendo nuovi dati
      razzi, frange      sul muro strisce albe
e notti variano per pochi segni crepuscolare!
                                o il telefono tace,

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