« Pascoli : La poesia (1) | トップページ | Pascoli: La poesia (3) »

2009年7月 6日 (月)

Pascoli : La poesia (2)

                           II

たぶん、晩ご飯に人を集める
 灯りだ、私は。
白の上に花開く、たっぷりとした
テーブルクロスの上に静かに開く、雪の
 牧場の月。

そして楽しげな響宴に微笑む、
 突然、
小さな指を示す、
ほら、書いたり、インクを吸ったりする
 ペンでいつも真っ黒な指。

しかし、食卓では、私の暁の光線を
眺めて物思いにふける長女の
ことを心配する母親は
影にほうっておこう。
娘は私の黄金の炎に
夢中でお前のまなざしもむなしい。
もう逃れている、ああすでに、あわれな母よ、
 遠くへ!

(訳者妄言)
ジョヴァンニ・パスコリの詩  La poesia の第二連。ここでも詩=ランプが語り手となっている。宴にあつまって来る人、特に、小さな子供(の指)そして母と娘に光があたる。娘は夢見がちで、母はそれを心配するが、娘の思いはすでにその空間を出て、遠いところにある。

灯りは、テーブルクロスの白を照らすが、それが雪の牧場を照らす月と重ね合わせられている。灯り(=詩)は、擬人化されている。

原文は、

la lampada, forse, che a cena
  raduna;
che sboccia sul bianco, e serena
su l'ampia tovaglia sta, luna
  su prato di neve;

e arride al giocondo convito;
  poi cenna,
d'un tratto, ad un piccolo dito,
là, nero tuttor della penna
  che corre e che beve;

ma lascia nell'ombra, alla mensa,
la madre, nel tempo ch'esplora
la figlia più grande che pensa
guardando il mio raggio d'aurora:

rapita nell'aurea mia fiamma
non sente lo sguardo tuo vano;
già fugge, è già, povera mamma,
       lontano!

この連も、韻はABABC DEDEC FGFGHIHIである。

|

« Pascoli : La poesia (1) | トップページ | Pascoli: La poesia (3) »

Pascoli, Giovanni (パスコリ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144339/45462513

この記事へのトラックバック一覧です: Pascoli : La poesia (2):

« Pascoli : La poesia (1) | トップページ | Pascoli: La poesia (3) »