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2009年6月26日 (金)

Pascoli : La poesia (1)

           詩

      I

わたしは甘美に燃える
 灯りだ!
たぶん、いぶされた梁(はり)に
吊さがり、糸を紡ぐ
  夜の集まりを見ている。

物語や議論を聞く、
 影にかくれた口、隅の、
白い糸を紡ぎ出す
柔らかな糸巻き棒の
 後ろの口からの。

議論、物語、愛の
言葉、混乱した耳に、
絶え間ないつぶやきは、
絶え間ない錘(つむ)のピューという音にかき消され、
いつもの言葉を間近で
新たにわくわくして聞く、
物聞かぬ牛たちの
 おだやかな咀嚼のなかで。  

(訳者妄言)
ジョヴァンニ・パスコリの「詩」(La poesia) という名の詩。その第一連である。全体は5つの連からなっている。タイトルからも判るように、この詩は、パスコリの詩論にもなっている。

1行目の私というのが詩なのである。詩が擬人化されている。そして灯りとなった詩は、人々の集まりをじっと見つめている。

原文は、

Io sono una lampada ch'arda
   soave!
la lampada, forse, che guarda
pendendo alla fumida trave,
     la veglia che fila;

che ascolta novelle e ragioni
   da bocche
celate nell'ombra, ai cantoni,
là dietro le soffici rócche
   che albeggiano in fila:

ragioni, novelle, e saluti
d'amore, all'orecchio, confusi:
gli assidui bisbigli perduti
nel sibilo assiduo dei fusi;
le vecchie parole sentite
da presso con palpiti nuovi,
tra il sordo rimastico mite
   dei bovi:

韻はABABC  DEDEC  FGFGHIHIと踏んでいるが、2行目、7行目は特に短く、5行目10行目も短い。この連の最終行も3音節しかない。

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