« Corazzini: Desolazione del povero poeta sentimentale (7) | トップページ | Corazzini: Per un organo di Barberia (1) »

2008年12月25日 (木)

Corazzini: Desolazione del povero poeta sentimentale (8)

           感傷的なあわれな詩人の悲嘆

           VIII

ああ、僕は、本当に、病んでいる!
毎日、少しずつ、死んでいく。
ほら、すべての事物と同じだ。
だから、僕は詩人じゃない。
僕は知っている。詩人と言われるためには、
もっと別の人生を送らなきゃいけないんだ!
僕には、ああ神よ、死ぬしかない。
アーメン。

(訳者妄言)
セルジョ・コラッツィーニ(1886−1907)の詩の第8連。最終連である。1行目の病んでいる、というのは、彼が肺を病んでいることに言及しており、彼はそのために若くして死んだ。それと同時に、徐々に生起する死は、(すべての)事物と同じだというのは、前の連であったように、自分の病気を読者に告げると同時に、それが普遍的事象でもあると言っているのだ。

5、6行目の詩人と言われるためには、異なった人生を送らねばならないというのは、ダンヌンツィオ的な特権的、超越的な生を指しているが、彼には死ぬしかないのである。

最終行のアーメンは、周知のように、祈りの言葉を締めくくる言葉で、かくあれかし(cosi' sia)という意味を持っているが、自分の死ぬよりほかない生き方の善し悪しは、神にゆだねるしかないという意味合いを持っているだろうし、詩全体に散りばめられた宗教への言及(天使、大聖堂、十字など)とあいまって、詩全体が一種の祈りともなっている。

それと同時に、詩人とは何か、という形の詩論にもなっていることは言うまでもない。

原文は、

Oh, io sono, veramente malato!
E muoio, un poco, ogni giorno.
Vedi: come le cose.
Non sono, dunque, un poeta:
io so che per esser detto: poeta conviene
viver ben altra vita!
Io non so, Dio mio, che morire.
Amen.

|

« Corazzini: Desolazione del povero poeta sentimentale (7) | トップページ | Corazzini: Per un organo di Barberia (1) »

Corazzini (コラッツィーニ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Corazzini: Desolazione del povero poeta sentimentale (8):

« Corazzini: Desolazione del povero poeta sentimentale (7) | トップページ | Corazzini: Per un organo di Barberia (1) »