Corazzini: Desolazione del povero poeta sentimentale (2)
あわれな感傷的詩人の悲嘆
II
僕の悲しみは、あわれなありふれた悲しみだ。
僕の歓びは、単純だった、
あまりに単純で、君にそれを告白しなければならないなら、顔が赤くなるだろう。
今日、僕は死を考えている。
(訳者妄言)
コラッツィーニの詩の第二連。
語り手の悲しみは、ありふれている。ロマン派的な発想でいえば、詩人の悲しみ、歓びは、特別なものになるはずだ。第一連と同様に、詩人の特別性を、戦略的と言ってもよいほど、さまざまな角度から否定している。
原文は、
Le mie trestezze sono povere tristezze comuni.
Le mie gioie furono semplici,
semplici cosi', che se io dovessi confesssarle a te arrossirei.
Oggi io penso a morire.
この詩が、ロマン派的な詩人像へのアンチテーゼを示し、ありふれた悲しみ、単純な歓びを歌っているが、それときれいに照応して、ここで用いられている語彙は、きわめて日常的で、「ありふれた」、「単純な」言葉である。
1行目と2行目は、sono (現在形) と furono (遠過去形)、 triestezza (悲しみ)と gioie (歓び)が対比されている。
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