マグレッリ:《Prima dell'ultima curva del giorno》
一日の最後のカーブの前に
僕は言葉を摘みとり、ともに寝る、
夜中に、彼らは重く、
気を配った衣装をまとう。
彼らの足取りは、規則正しく
ページの白い漆喰に
一列に並んだレンガをはめ込んでいくよう。
高みから降りてくる壁は
ゆっくりと通過する記号。
窓も通風孔もないが、
丁寧かつみっちり
入念な高密度結合。
ただ一つの像として、
庭師がはがして、授かった
まだ硬くて、曇った宝石があるとよいのに。
(訳者妄言)
マグレッリの『網膜の閉じた時』(1980)から。眠り、夢のなかで、その直前まで、ああでもない、こうでもないといじり回されていた言葉たちは、自ずから整列し、きちんとした形をとりはじめる。意識と無意識の仕事を語っているのだろう。
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