モンターレ:クセーニャII 13
13
私は、部屋にお前の父が子供の頃の
銀板写真を掛けた。一世紀以上も前のものだ。
私の父のはなくて、混乱した状態で、
お前の系図を作ろうとしたが、無駄だった。
私たちは馬ではなかった、我々の祖先のデータは
年鑑にはない。知っているとうそぶく連中は
彼ら自身がいないも同然で、
われわれは、彼らにとっていないも同然なのだった。それでも
何かは生じたのだし、たぶん、何でもないことが、
すべてなのだ。
(訳者妄言)
われわれの祖先のことを知っていると、うそぶく人たちは実際には知らないのであり、記憶のなかにすら、避難場所はないのだった。
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