カラッバ 5
自画像
ローマが、四方をすべて
山に囲まれているのは、
空が澄みわたった
時にのみわかる。
ジャニコロの高みからの
眺めは
人間の地上での存在の
あらゆる印に満ちている。
家々やモニュメント
軍楽隊のコンサート
自動車やジェラートを売る
キャンピングカー、
何ヶ月も会っていなかった
元愛人のカジュアルな出会い。
時折、木々が
影のゾーンが、そして僕の町の
内から外へ広がる林が。
(訳者妄言)
カルロ・カラッバのGli anni della pioggia(雨の歳月)(peQuod, 2008)から。Carabba は、Autoritratto (自画像)という題で、ローマを描いている。もちろん彼はローマ生まれであるのだが、自分とローマは一体なのだろうか。
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