モンターレ:クセーニャ5
僕は君の忠実で、ジステンパーに罹(かか)った犬だったのか
あるいは君が僕にとってそうだったのか、
僕には決して判らない。
他人には違う、君は上流社会の
たわいもない話に迷いこむ
近視の虫だった。あの抜け目のない連中は
悪意がなく、君の嘲笑の的であることを
知らなかった、
君の過つことのない感覚、君のレーダーで
暗がりでも見られ、正体を暴露されることを
知らなかった。
(訳者妄言)
モンターレの老妻はモスカ(蠅)とあだ名と友人たちから呼ばれていた。しかし互いには忠犬であったのかもしれないし、そうでなかったかもしれないと始めて、モスカの鋭い観察眼を、皮肉に賞賛している。
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