2008年10月22日 (水)

コロー展

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コロー展を観た(神戸市立博物館、12月7日まで)。

コローは、イタリアに三度旅している。一度目は三年にわたってイタリアに滞在し、イタリアを描いているが、その空は突き抜けた青ではなくて、どこか穏やかな色で、やや曇ったような色合いの空であり、イタリアがコロー化していると感じた。

初期の作品には、イタリアを描いたものが少なくないのである。

しかし、この展覧会の興味深いところは、イタリアとの関連というよりは、むしろ、コローの作風の展開が、その後の印象派その他の画家たちと比較されている点だろう。つまり展示の仕方に工夫があって、あるポイント、たとえば、斜めの木を描く事によって空間が二分される構図をコローが描きそれが後輩画家たちによってどんな風に取り入れられたかが、作品を並べることによって観るものに具体的に理解できる仕組みになっている。他のポイントでも同様に、ある技法をコローがどう用いて、それを後輩画家がどう参考にしたかが判るように作品が並べられている。

展覧会の構成が、良質の教育的配慮にあふれていると感心し、観終わったあとの満足感は高かった。

また、最近ではそれ自体は珍しいことではないが、イヤホンガイド(有料)があるのだが、吹き込みが中村吉右衛門によるものだった。ゆったりとした語り口なのだが、実にすっきりと頭に内容が入ってくる。イヤホンガイドは、たいていの場合は、単にアナウンサー的な流暢な読み手によって吹き込まれることが多いが、吉右衛門のような人が吹き込むと、ちょっとしたコローの心理を伝えるときに、決して大袈裟にではないのだが、感情がこもったときのこもり具合が、絵の鑑賞の邪魔をせず、こちらの頭にすっと入るのを助けてくれるのである。同様の感想は、市原悦子が、上野の国立博物館で十二面観音の展覧会があったときのイヤホンガイドでも感じた。たかがイヤホンガイド、されどイヤホンガイドであって、名優による吹き込みは、ひと味もふた味も違うと思った。

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2008年9月21日 (日)

アメリカ投資銀行の凋落

Domino アメリカの5大投資銀行の株式時価総額は、大きな打撃をうけている(9月21日、Il sole 24 ore).

5大投資銀行の時価総額を2008年9月19日現在と1年前で比較すると次の通りになる。

ゴールドマンサックス
543億ドル (1年前 740億ドル) 従業員3万522人

モルガン・スタンレー
295億ドル (1年前 674億ドル) 従業員4万8256人

メリル・リンチ(バンク・オブ・アメリカに買収された)
438億ドル (1年前 627億ドル) 従業員6万4200人

リーマン・ブラザーズ(債務不履行)
1,42億ドル (1年前 303億ドル) 従業員2万8556人

ベア・スターンズ(2008年6月に政府により救済)
14億ドル  (1年前 128億ドル) 従業員1万4153人

今はウォールストリートのビジネスモデル自体が問われている。これらの銀行は leverage (自己資本に対して借り入れ資本を何倍にもする手法)を用いて、リーマンは asset (資産)対 equity (純資産)が32対1となっていたし、ベア・スターズは33対1となっていた。

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ポールソン米財務長官、7000億ドル要求

Paulson アメリカのポールソン財務長官は議会に対し、金融危機打開の資金として、7000億ドルを要求した(9月21日、Il sole 24 ore).

これまでアメリカ政府が投じた公的資金は次の通り

ベア・スターンズ救済
290億ドル

ファニメイおよびフレディマックの国有化
2000億

AIG 救済
850億ドル

FED(連邦準備制度理事会)の流動性資金
1兆2000億ドル

その他の資金(FED)
5000億ドル

ポールソン計画
7000億ドル

これらを合計すると
2兆7000億ドルとなる。

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2008年6月 9日 (月)

アイヌ民族先住民決議

Iyomante2 日本の国会でのアイヌ民族先住民決議は、レプッブリカ紙でも大きく取り上げられている(6月7日、レプッブリカ)。

レプッブリカ紙では、1ページをまるまる割いて報道している。

アイヌの人口の変遷は次の通り。

1807年 2万6256
1822年 2万3563
1854年 1万7810
1873年 1万6272
1903年 1万7783
1931年 1万5969
1984年 2万4381

日本人からの抑圧があったこと、この決議で北方領土をめぐるロシアとの駆け引きのカードになる可能性があること、などが報道されている。

また、1930年代フォスコ・マライーニ(作家ダーチャ・マライーニの父)が来て、研究したことも紹介されている。

また、いわゆるアメリカ・インディアン、オーストラリアのアボリジニ、極地のイヌイットなどの少数民族があわせて紹介されている。

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2008年6月 6日 (金)

お知らせ

姉妹ブログ、『イタリア現代詩の部屋』を開設しました。イタリアの詩に興味のあるかた、ないかた、気がむいたら、クリックしてみてください。更新は、不定期です。

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2008年2月10日 (日)

スペイン、女性の体型を計り直す

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スペインでは女性の体型を計り直し、古いサイズに代える基準をつくる(2月9日、レプッブリカ)。

スペインの保健相は、30年以上前に決められたサイズのシステムは今やまったく時代遅れになっていると結論づけた。スペインの圧倒的多数の女性(86%)は、健康で、やせすぎても、太りすぎてもいない。にもかかわらず、10人に4人は、自分の身体にあったサイズの服をさがすのに苦労しているという。大きすぎたり、小さすぎたり、ヒップがきつすぎたりするのだ。

これは60都市の1万人以上の12歳から70歳の女性の人体測定から明らかになった。保健相は、ファッション業界に対し、新たなサイズのシステムを導入するよう呼びかけている。

それによると女性には3つのタイプの体型がある。シリンダー型(バスト、ウェスト、ヒップが同じ大きさ)、空中コマ型(クラッシックな90ー60ー90というタイプ)、釣り鐘型(年配の女性に典型的。バスト、ウェストが同じでヒップが大きい)。

また、スペインの女性の平均身長は、次のように伸びている。
1987年 159、8cm
1997年 161、6cm
2007年 162、3cm
平均体重は、57、16kg。

スペイン政府は、今度は男性の体型を測定する予定だという。

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2007年11月13日 (火)

お詫びとお断り

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管理人の不注意で、コリエレ・デッラ・セーラの予約購読の継続手続きを失念し、11月3日以降のコリエレ・デッラ・セーラ紙が配達されなくなってしまいました。(数年前までは、もうじき切れるというアナウンスの手紙が来たのですが。。。)
手続きが完了し、再び配達されるようになるまで、レプッブリカ紙をインターネットで購読する予定です。
ブログの副題とずれてしまいますことをお詫びすると同時に、ご了解のほどお願い申し上げます。

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2007年3月31日 (土)

お詫び

仕事で出張中、ノート・パソコンを持ち歩き、更新作業をしていましたが、文章作成中に突然ノート・パソコンが壊れてしまい、液晶画面にまったく何も表示されくなってしまいました。何通りかの方法で、回復を試みたもののすべて失敗に終わりました。

以上、事後報告をかねて、更新作業が滞ってしまったことをお詫びいたします。

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2006年3月10日 (金)

お詫びとお断り

ココログに事故が発生し、更新やコメント、トラックバックが出来ない状態が続いていました。読者の方々にご迷惑をおかけしたかもしれません(ブログを読むことは出来たかと思います)。「ココログ」側の説明にもとづき、簡単に、事情を説明します。

3月8日、10時から「ココログ」のサーバー・メンテナンスが開始され、ブログの更新が出来なくなる。

3月9日、21時、メンテナンス終了。

3月9日、22時から管理画面(ブログの更新をする画面)へのアクセスが極めてしにくくなり(筆者はまったく不可能でした)、コメントおよびトラックバックができにくくなる。

3月10日、午後早い時間帯でも、アクセス不能でしたが、17時過ぎにアクセスしてみたら復旧していました。

もっと、詳しい経過をお知りになりたいかたは、ココログのホームページをご覧下さい。

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2005年11月 5日 (土)

F1に女性ドライバー誕生か?

自動車レースF1に女性ドライバーが誕生するかもしれない(コリエレ・デッラ・セーラ、10月27日)。が、それに対して、ジェンソン・バトン(BARチームのパイロット)が暴言?を吐いた。

女性ドライバーは、キャサリン・レッジェでミナルディ・チーム(チームは来年からこの名前を変更するはずだが・・・)で検討中であり、一連のテストをする予定。

それに対し、バトンは、女性パイロットの可能性を否定している。女性は胸がおおきく、狭い運転席には入らないとか、メカニックが集中できないという理由をあげている。

過去には、ジョヴァンナ・アマーティという女性パイロットがいたそうです。頭ごなしに否定する必要は全然ないと思いますがね。

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F1の新ルール

自動車レースの最高峰F1の新ルールが決まった(コリエレ・デッラ・セーラ、10月25日)。

車体の後ろにあるスタビライザー(イタリア語ではalettone)を二つに分けることが可能になる。リアタイヤのそれぞれの後ろに小さな羽根のようなものが付く感じである。

このルール改変は何のためかというと、後方の空気の流れが安定化して、追い越しがしやすくなるのだという。

たしかにここ数年のF1の最大の問題点の一つは、コース上での追い越しがほとんどないことだった。燃料補給でピットに入るタイミングで抜けた、抜けないなどというのは、コンピュータ画面でみてても理解できることであって、モータースポーツの醍醐味とはいいがたい。

特に、実際にサーキットに行った場合など、ほとんどの席からピットは見えないのである。いつもまにか順位が入れ替わっていた、というのと、目の前である車が別の車を追い越すということの差は計り知れないほど大きい。

というわけで、このルール改定は大いに歓迎されると思われるが、実施は2007年からとのことである。

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2005年10月11日 (火)

涼しい一日

 このところ、暑いかと思うと、急に涼しくなり、家内や息子が風邪をひいている。

 風邪くらいならよいが、今年は、ヨーロッパのニュースではたびたび鳥インフルエンザの広がりに対する警報が発せられている。

 なぜか、日本ではそれほど取り上げられていない(NHK衛星の海外ニュースの時のキャスターコメントを別として)

 今週の日曜のイタリアのRAIのニュースは見たことのない女性キャスターが出てきたと思ったら、ストライキのためだった。イタリアはテレビ局も時々ストがあって、ニュースも映像がスタジオだけで、淡々とキャスターが記事を読み上げる姿が映しだされる。

 NHKもストをやったら面白いね、と家族は言うが、不払い運動がさらに激しくなってしまうから、到底無理でしょうね。

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