インスブルック古楽音楽祭《黄金の林檎》
今年はインスブルック古楽音楽祭が創立50周年で、記念年らしく、いつにもましてめったに上演できないバロック・オペラを上演する。
チェスティの《黄金の林檎》である。話はギリシア神話の有名なお話で、女神の中で誰が一番美しいかが論争になり、ジョーヴェがパリデ(パリス)を審判として選び、一番美しい女神に黄金の林檎を渡すようにという。いつもと違うのは、パリデがエンノーネという羊飼いとねんごろになっているのに彼女を捨てて、ヴェネレ(ヴィーナス)が私を選んだら、世界一の美女(エレナ=ヘレン)を自分のものにできるという一種の賄賂にうかうかと乗ってしまい。。。というストーリである。
このオペラは17世紀でおそらく一番大掛かりなオペラで上演に2日かかった。まあ、現代人はヴァーグナーの指環は4日かかることが周知の事実になっているので、驚きが少ないかもしれないが、バロック・オペラとして、やはり場面の数や登場人物がやたらと多い。
一日目はここまで。指揮はこの音楽祭の現在音楽監督であるオッタヴィオ・ダントーネ。
見応え、聴きごたえ十分あり。
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