ランチ・コンサート
インスブルックの王宮庭園でランチ・コンサートを聴いた。
4人のアンサンブルで、メンバーは17〜19歳という若さ。グループ名は Studio 16。カールスルーエのギムナジウムに通っているとのこと。
しかしすでにいくつかのコンクールに入賞し、カールスルーエのヘンデル音楽祭で演奏したりしている。
インスブルック古楽音楽祭でのランチ・コンサートは、王宮庭園の東屋で開かれ、無料である。
東屋の三方はドアを開け放ち、その階段で座って聞く人、立ち見をする人もいる。
コンサートの内容も演奏も極めて質が高い。
この日のプログラムは
リュリのシャコンヌ47 C-Dur
テレマンの トリオソナタ g-moll
リュリのパッサカリア 39 a-moll
Johann Konrad Baustetter (c.1700-c.1752)のトリオソナタ G-Dur バウシュテッターというのは、ドイツ・オランダでオルガニスト・作曲家だった人。
Johann Christoph Pez (1664-1716)のソナタ8 g-Moll ペツは、バイエルン選帝侯のカペルマイスターだった。
ヘンデルの トリオソナタ g-moll
楽器の配置はチェンバロ(Georg Schäfer)が奥にあり、その前に3人の奏者が並ぶ。真ん中がチェロ (Merle Riemann), 客席から向かって右側がオーボエの Anna Mai Johnnsen . 左がヴァイオリンの Elizabeth Zimmermann.
曲目がトリオソナタなどということもあるが、チェロとヴァイオリン、ヴァイオリンとオーボエが目線を交わしながら音・リズムを合わせつつ弾く姿は一幅の絵を見ているような美しさ。特別なドレスを着ているというわけではない。目の前で演奏されるのを見ていると、旋律がヴァイオリンからオーボエへ、オーボエからチェロへ、といった様が耳でも目でも確認できて、音楽を立体的に把握出来るし、奏者の身体がスイングする様子が見えるのもこちらの音楽への没入を助けてくれる。一緒にのれる感じ。彼らは高い技巧の持ち主で、攻めるところは思い切ってテンポをあげて攻める。こちらもワクワク、はらはらするし、大喝采。
アンコールは意外なことに?ピアソラだった。すっとなでるようなヴァイオリンに、オーボエのややセクシーなメロディが絡んでいく。この4人はバロックで様式感ある演奏も、ピアソラも柔軟に魅力的にこなすのだ。素晴らしい才能。
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