カルダーラ作曲《アウリデのイフィジェニア》その4
ゼーノのリブレットについて。
前項で、メタスタージオ版やパオロ・ロッリ版とは登場人物が異なる(エリゼーナという女性の付加)こと、それにより結末のハッピーエンドに持って行き方が異なることはすでに述べた。
それに加えて感じたこと。ゼーノのレチタティーヴォはメタスタージオに較べて長い。レトリックはゼーノの方がよりシンプルと言われているが、単純にレチタティーヴォの量が多いのである。劇場で、ドイツ語字幕と英語字幕が表示されていて、ぼくは英語字幕を読むのであるが、ところどころ字のポイントが小さくなって、数行にわたっているが、あっという間に次の字幕に変わり読み切れない。アリアの場合は歌なので比較的進行がゆっくりだが、レチタティーヴォは通常の会話スピードであるし、詩語が混じっていて、レトリックを駆使していて、なかなか手強い。
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