ランチ・コンサート 2
再びランチ・コンサートに行った(インスブルック、王宮庭園)。
僕にとって今回は2度目のランチ・コンサートだが、音楽祭としては第3回目のランチ・コンサートである。
メンバーは2人の姉妹。ヴェラ&パトリツィア・ビーバー。ヴェラは、オベルリンガーの弟子でリコーダを吹く。パトリツィアは、チェンバロでの伴奏。ただし、ジャン・アンリ・ダングルベールは彼女の独奏であった。
曲目は
ビアージョ・マリーニ(1594−1663)のSonata 4. マリーニはヴェネツィアでモンテヴェルディの同僚だった人で、このソナタは、曲想の変化が激しく、多分に実験的な要素も感じられた
J.S. バッハのリコーダーソナタ g-moll BWV1020 マリーニの後では、形式がはっきりしていることが強く感じられる。
マラン・マレ(1656−1728) Folies d'Espagne フォリアの曲で変奏曲である。これはリコーダーの独奏。
ジャン・アンリ・ダングルベール (1629−1691)ルイ14世の宮廷のクラブサン、オルガン奏者、作曲家である。
フランチェスコ・ロニョーニ(1570−1620)1620年には『Selva de varii passaggi』を出版し、演奏技法や装飾音(ディミヌイツィオーネ)の重要な資料となっているそうだが、ここから Io son ferito が奏された。
フランチェスコ・マンチーニ(1672−1737) Sonata 第1番 d-moll ナポリ楽派のオルガニスト、宮廷楽長。
イタリアの南北、ドイツ、フランスと幅広い対象を概観し、17世紀と18世紀前半の音楽を見渡せる意欲的なプログラムで、アンコールにはイギリスの作曲家の変奏曲を演奏した。
リコーダーは古楽ではありがちだが、曲ごとに笛を変えていた。4本くらい使用か。チェンバロは一台。
前にも述べたが、このコンサートは公園の東屋で、無料で開催される。途中で子犬が吠えたり、飛行機が通過(インスブルック空港は町から近いので町の上を低空で飛ぶのである)したのはご愛敬。若手が意欲的なプログラムを、思い切りのよい演奏で披露してくれ満足度は高い。
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