標高の意外
この記事、音楽とは関係ありません。
ミュンヘンとインスブルックの標高についての話です。
長年の無知、勘違いに気づいたので記しておく。
インスブルックから電車で移動すると北のミュンヘン方面に行くときも、南のイタリア方面(ボルツァーノ、トレントそしてヴェローナ)に行くときも、長いトンネルにすぐに入る。そのため、思い込みがあって、インスブルックは、ミュンヘンやボルツァーノ、トレントよりも数百メートル標高が高いのだと思っていた。
これは半分あたりで半分間違いだ。たしかにイタリア方面は数百メートル低いのである。しかし、北に向かうとき、標高は意外なほど変わらないのだ。インスブルックの標高が574メートル。ミュンヘンに向かう途中のクフシュタインの標高が504メートル。ミュンヘンの標高は519メートルなのである。山地から平野の開けたところに出たのだから、標高が数百メートル下がっているはずだ、と思っていたのは大間違いで、ずっと500メートル台なのだ。インスブルックとミュンヘンの標高はわずか55メートルしか違わない。
インスブルックのまわりを囲む山々は2000メートル前後あるのだが、町は案外標高の低いところにあるわけだ。
アルプス山脈が標高が高いのは当たり前だが、ドイツがおおまかにみて、北部が低地で南部がやや高くなっていることに驚いた次第である。
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