リッカルド・ミラーニ監督『別の世界』
リッカルド・ミラーニ監督の映画『別の世界』を観た(イタリア映画祭2024,オンライン)。
ローマ郊外の学校で30年以上暮らした教師ミケーレ(アントニオ・アルバネーゼ)が、自ら転出希望を出してアブルッツォの小さな村(住民300人あまり)にやってくる。冬は雪に埋もれ、狼の鳴き声も聞こえる。小学校は複式学級なわけだが、廃校の話が持ち上がっていることを知る。同僚のアニェーゼ(ヴィルジニア・ラッファエーレ)と廃校阻止に奔走する。
ローマからやってきて観念的に自然を賛美していたミケーレが、過疎の集落の現実を知る過程と、いかにして廃校を免れるか(ウクライナ難民の受け入れや障害児の受け入れ)が絡みあっている。
Benvenuti a Sud という映画と共通しているところもあるが、二時間足らずに巧みに上記の問題をコミカルに語る映画である。
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