《ノスタルジア》
イタリア映画祭のオンライン上映で《ノスタルジア》を観た。監督はマリオ・マルトーネ。主演はピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。主人公はナポリ出身だが、長らく海外にいて数十年ぶりに帰国し、母に再会する。母はまもなく世を去る。実は彼はエジプトに妻がいる。妻を呼び寄せてナポリに住もうかと思う。しかし、ナポリを少年時に去ったのにはわけがある。当時の彼の親友はカモッラのボスになっている。母の葬儀をとりしきった神父とは敵対している。神父が主人公を教区民たちに紹介する。この神父はカモッラの支配と戦っている。
主人公は親友と会おうとする。かつての友は早くエジプトへ帰れ、ここから出て行け、と言う。二人の思いは噛み合わず、ずれていくが主人公はその自覚が薄く、悲劇を招く。
ナポリの人間模様がいくつもの家族から浮かび上がってくる映画だ。
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