レオナルド・ヴィンチ《インドのアレッサンドロ》その4
第3幕のあらすじ。
ポーロは妹のエリッセーナのところへやってきて、彼が生きていることはクレオフィデに言わないでくれと言う。アレッサンドロ暗殺計画があるのだ。アレッサンドロの部下であるティマジェーネに疑いをもつエリッセーナを説得するため、ポーロは彼女に計画の詳細を書いた手紙を渡す。
そこへ怒ったアレッサンドロが入ってくる。彼の怒りは、クレオフィデとの結婚を部下たちに反対されたためなのだが、エリッセーナは暗殺計画がばれたせいだと勘違いし、例の手紙をアレッサンドロに差し出してしまう。
ティマジェーネが戻ってきて、結婚に対する反対を抑えましたと報告するが、アレッサンドロは彼に手紙を突きつける。アレッサンドロは多少脅しをかけつつも許す。ポーロに会ったティマジェーネは例の手紙を破り捨てる。ポーロは再び自殺しようとするがガンダルテに止められ、そこへエリッセーナがやってきてクレオフィデがアレッサンドロと結婚する意思を固めたと告げる。バッカスの神殿で儀式が執り行われる寸前に、クレオフィデは愛する人(ポーロ)が死んだので自分も死ぬと言い出す。クレオフィデの愛の行為を見て、隠れた場所からポーロが現れ、クレオフィデに赦しを乞い、アレッサンドロに降伏する。寛大なアレッサンドロはポーロに妻と王国を返還した。
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