アンサンブル・ディドロ演奏会
アンサンブル・ディドロの「ドレスデンのトリオ・ソナタ」と題する演奏会を聴いた(オルデンス教会、バイロイト)。
演奏団体自体は近年結成され、古楽器を用いた4人組、ヴァイオリン2人、チェロ1人、チェンバロ1人。
それぞれの演奏技量は高い。
この日のプログラムはトリオ・ソナタを集めたものなのだが、有名な作曲家(ヘンデル、テレマン)に混じって、Fuxはまだしも、Tuma, Orschler という珍しい作曲家の作品が演奏された。これらの音楽家の楽譜はドレスデン宮廷の楽譜コレクションがもとになっている。18世紀にPisendel という人が集めたり筆写したりしたもの。
Tuma のフーガなどとても聴き応えがあった。演奏技術と楽曲の構造美があいまって一つの宇宙、ミクロコスモスを観ることが出来た。
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