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2022年9月12日 (月)

ドイツのマスク事情

1年ぶりにドイツにやってきたので、去年のコロナ対策との違いを記す。場所は去年も今年もバイロイトなので定点観測の1例としてご参考になれば幸いである。

ホテルにチェックインの際、今年は提示したのはパスポートのみで、コロナ以前と同じ。念の為言えば、PCR検査の結果やワクチン接種証明書は求められない。

去年は、スーパーマーケットでもマスク着用というレベルではなく、FFPマスク着用が義務であったが、今年はマスクなしで何の問題もなし。

劇場に関して言えば、去年はワクチン接種証明書とパスポートを示して、紙製の腕輪を巻いてもらうという「儀式」を毎日繰り返していたし、劇場に入る際にはマスク着用が求められ、かつ、上演中も係員が違反する人には(例えば鼻がはみ出ていても)注意していた。

今年は、マスクは義務ではなく、ざっと見たところ、マスクをしているのは観客の5%程度だ。もちろん、マスクをしていないからといって、係員に注意されることはない。案内係や切符のチェック員もマスクなしであった。ただし、緊急事態に備えて控えている救急隊はマスクを着用していた。また、テレビカメラのカメラマン(女性もいました)は全員マスクを着用していた。

教会での演奏会でも、観客の中に数人はマスク着用の人がいたが、大半はノーマスクで、もちろん係員から注意を受けることはなかった。

去年とは異なり、劇場や教会の座席にばつ印などが記されていることはなく、満席にまで客が座るシステムに戻っていた。空席の場合、単に売れていないか、切符を買った人の都合が悪くなったせいと考えられる。

座席に関して言えば、ドイツではないが、イスタンブール空港の搭乗口のベンチには、ばつ印が書いてあり、一人おきにしか座れないようになっていた。

今、ドイツで全員がマスクをしているのは、バスと列車の中である。バス停留所でマスクを着けて、乗り込むという感じで、街を歩くときには大半の人は着用していない。街歩きの時にもマスクを着用しているのは、高齢者が多いように思われた。

 

 

 

 

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