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2022年9月 9日 (金)

レオナルド・ヴィンチ《インドのアレッサンドロ》その2

このオペラのストーリーを紹介しよう。

三幕ものである。

第一幕は、インド王ポーロ(フランコ・ファジョーリ)とアレクサンダー大王(以下アレッサンドロ、マーヤン・リヒト)が戦いアレッサンドロが勝つ。ポーロは自殺を考えるが、将軍ガンダルテ(シュテファン、ズボニック)が愛するクレオフィデ(ブルーノ・デ・サ)のことを考え思いとどまるよう説得し、ポーロとガンダルテの服を取り替え、ポーロはアスビーテとなる。

演出上の工夫でこの上演ではアレッサンドロ側の人間は洋服を着ていて、インド側の人間はインド風のサリーのような服だったり男はターバンを巻いていたりでともかく2つのグループには一目で見分けられるのだった。

アレッサンドロはこの幕でもその後も常に寛容で、敵を何度も許すのだった。人質となったポーロの妹エリッセーナ(アルディッティ)をも釈放する。アレッサンドロ側の将軍ティマジェーネ(ニコラス・タマーニャ)はエリッセーナに恋しているところから敵味方が交錯する。

ポーロはクレオフィデに対し大変嫉妬深く、彼女がアレッサンドロと交渉をすると、恋仲をうかがい、クレオフィデの怒りを買い、もう疑わないと誓うのだが、またすぐに嫉妬にかられるという性格。

ガンダルテがやってきて敵方のはずのティマジェーネがインド側で戦うという知らせをもたらす。しかしポーロは変装したままクレオフィデの後を追ってアレッサンドロの陣営に行く。クレオフィデは女性としての魅力も行使しながらアレッサンドロとポーロの間の和平をとりもとうとする。そこへ変装したポーロが乱入し、アレッサンドロは退場し、ポーロとクレオフィデは互いを非難する。(1幕終わり、休憩)



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