寺神戸亮ディナーコンサート
ヴァイオリニストの寺神戸亮(敬称略、以下同様)のディナーコンサートを聴いた(エレミタージュ宮、バイロイト)
去年もエレミタージュでのディナーコンサートはあったが、今年は行きにバスで行ってみたのだが、案の定、道に迷って苦労した。帰りはタクシーを呼んでもらった。近所のバス停のバスは19時台までで帰りの時間にはない。タクシーでの往復がオススメです(バスや地理に強い方はその限りではありませんが)。
ここはオランジェリー、温室だったところでディナーが出される。その後、ほんの少し移動(隣の建物という感じ)して礼拝堂のようなところでコンサートがある。
寺神戸亮のヴァイオリン、上村かおりのヴィオラ・ダ・ガンバ、ファビオ・ボニッゾーニのチェンバロで、アルカンジェロ・コレッリの作品5のソナタが披露された。3曲、作品5の1番、5番、12番で、12番は有名なフォリアの旋律とその23の変奏曲である。
寺神戸の名人芸が発揮され、会場も熱い拍手に包まれたが、上村のヴィオラ・ダ・ガンバも見事なものだった。ただし、ボノンチーニなどと比較すると、そもそも作曲の時点で、通奏低音に大胆なあるいは強い主張が与えられている部分は少ないように思えた。
オランジェリーの建物は派手な色のロココで、庭に噴水がある。早めに行って散歩をしてみるのも悪くはないだろう。
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