グリーン・パスポート
前に書いたことを修正しなければならないが、イタリアで8月6日からグリーン・パスポートが必要な範囲が変わった。
イタリアでは珍しいことではないが、法案が報道されると野党や労働組合などから批判や修正要求があったりする。場合によって
法案が修正されるのである。
当初は長距離列車に乗る場合、8月6日からグリーン・パス(イタリアでもヴェルデではなくグリーン・パスと呼ばれている)が必要とされていたが、9月からになった。
レストランやバールで屋内で飲食をする場合、劇場、映画館、会議場には8月6日からグリーン・パスが必要である。
グリーン・パスはいちいち見せないが、お店や郵便局に入るとき、マスク着用が求められる(図示や言葉で書いてある)し、レジや窓口でソーシャル・ディスタンスが求められる。床に印がつけられているし、皆、それを守っている。店員や郵便局員はマスクをしている。道行く人(路上)は、マスクをしている人が多いが、していない人もいる(持ち歩いてはいるものと思われる)。
イタリアは日本よりはワクチン接種が進んでいる(接種した人のパーセンテージが高い)のだが、デルタ型の感染力は強く、感染者は増加傾向にある。
また、イタリアも今は夏休みであるが、9月1日から教員はグリーン・パスまたはCovid19 の治癒経験あるいは検査の陰性を示さないと欠勤とみなされる。その状態が5日を越えると給与が払われなくなる。非常に厳しい措置である。
もちろん、接種を受けたい人は受けられる状態にあるからこそ、こんな法令が出せるわけである。逆に言えば、教職員の接種が終わることが想定できないうちに、対面授業を推進するというのは猪突猛進型の思考形態と思われる。
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