映画『ソーレー太陽ー』
映画『ソーレー太陽ー』(イタリア映画祭2021,カルロ・シロー二監督)をオンラインで観た。養子縁組をめぐる話である。ポーランド人女性があるイタリア人の若者と偽装夫婦になり出産をするのだが、出産前から取引が成立していて、赤ん坊は若者の叔父夫婦に引き取られる。子供の親と、養子縁組先が親戚だと養子縁組が成立しやすいという事情を利用した取引である。裏に、犯罪組織などが動いているのかもしれないが、映画ではそこは描かれず、むしろ、ポーランド人女性と見張り役兼赤ん坊の父親(ということになっている)の青年の微妙な心理の移り変わりが丹念に描かれるのだが、驚くほど台詞は少ない。カメラワークや俳優の表情のニュアンスを読み取ることでストーリーは進んでいく。
主題だけを要約してしまうととげとげしい後味の悪い映画を予想してしまうかもしれないが、むしろ家族とはをじわっと考えさせられる映画だ。
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