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2020年12月25日 (金)

バイロイト・バロック・オペラ・フェスティヴァル その1

今年も残り一週間を切った。

僕にとって、オペラに関して最も印象的だったことを書いておきたい。が、それは複合的な事柄が重なって一つの頂点をなした出来事であったので、数回にわたってお伝えしたい。

今年はオペラに関しても、そうでないものに関しても、新型コロナの影響抜きには語れないが、これから語る事柄もそうだ。

端的に言ってしまえば、9月のバイロイト・バロック・オペラ・フェスティヴァルにおけるポルポラ作曲の《カルロ・イル・カルヴォ(カルヴォ禿頭王)》とヴィンチ作曲の《ポーランド王ジスモンド》である。前者はしっかりと作り込んだ演出、舞台で、後者は演奏会形式のものだった。

ただし、ここで急いで付け加えなければならないが、僕はこの上演をどちらも直接には観ていない。今年の9月に日本からドイツに行くことが出来るのは、ドイツに家族がいるとか、長期ヴィザを持っているとか、限られた人だけだった。7月頃にはドイツの感染者は減っていたので日本から行く条件が緩和されるのではないかと期待していたのだったが、その期待はむなしいものとなった。

バイロイト・バロック・オペラ・フェスティヴァルは、あの有名なヴァーグナーの音楽劇ばかりを上演する音楽祭ではない。そうではなくて、今年、2020年に創設された生まれたばかりの音楽祭だ。

バイロイトには、町のへりにあるバイロイト祝祭劇場(こちらがヴァーグナー専用)のほかに、はるか以前から辺境伯劇場というバロック時代に建設された劇場があった。長らくほこりをかむっていたが、世界遺産となって、見事に修復され、往年の華麗さを取り戻した。

このバロック・オペラの音楽祭は、ある意味では2000−2009年に催されていたバロック・オペラを上演する音楽祭の復活とのことだが、空白期間が10年空いているし、プログラムの充実ぶりなどからみて新規の音楽祭と観ることも出来るのではないか。

今年の場合、予約を一度キャンセルし、観客数を約半分にしてチケットを販売しなおしたようだ。

というわけで、ドイツにいかずに行かずにこの音楽祭をどう見たのか?

長くなったので、続きは、その2で。

 

 

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