ヘンデル『リナルド』
ヘンデルのオペラ『リナルド』を観た(北とぴあ)。
仕事が片付くかどうか見通しが立たなかったために行こうかどうしようかとうじうじしていてギリギリ間に合って、当日券を入手して観た。
寺神戸亮の弾き振りで、オケはレ・ボレアード。評者が個人的にもっとも感銘を受けたのは、レ・ボレアードの合奏能力の高さ、寺神戸氏の指揮ぶりの巧みさだった。
カールスルーエなどでヘンデル音楽祭があり、そこでは古楽器(ピリオド楽器)のオーケストラの演奏を聴いてきたが、まったく遜色ない。それどころか、木管楽器などの早いフレーズなどはレ・ボレアードのヴィルトゥオジタは諸外国のオケを凌駕しているとさえ思える。以前には彼らがフランスものをやったのを聴いたのだが、今回は、実演で聞き込んだヘンデルだったので、はっきりと比較ができたのである。
歌手も様式感があって良かった。声量は人によってでこぼこがあったけれども。
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