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2019年4月29日 (月)

『帰ってきたムッソリーニ』

『帰ってきたムッソリーニ』という映画を見た(イタリア映画祭、有楽町朝日ホール)。

これはドイツ映画の『帰ってきたヒトラー』のリメイク作である。そのことはプログラムにも記されている。筆者はたまたまDVDで『帰ってきたヒトラー』を見ていたので、驚くほど細部まで同じなのに呆れるやら驚愕するやら、考えさせられるやらだった。どちらも1945年に死んだ(はずの)独裁者が70年後の世界に舞い戻ってきて、人々の間にブームを巻き起こすという話である。しかもそこにテレビ局でしがない仕事をしている男が関わるのも同じ。テレビ局の中で女性が抜擢されるエピソードも同じ。そのしがない男の恋人におばあちゃんがいて彼女がユダヤ系なのも同じ。

 違うのはヒトラーが過去の女性関係をなつかしむ様子がないのに対し、ムッソリーニは愛人クララ・ペタッチを懐かしみ、涙ぐむ。すると現代の女性はその点には好感、共感を持ってしまう点。結論の部分も微妙に異なるが見てのお楽しみとしたほうが良いだろう。イタリア版は続編があるらしい。そこからは、独自のストーリーとなるのだろう。

 

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