『女性の名前』
マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督の映画『女性の名前』を見た(イタリア文化会館)。
イタリア映画祭の前夜祭として、ジョルダーナ監督以下11人の監督・俳優が壇上で挨拶をした後、『女性の名前』を見た。カポトンディ演じる女性がシングル・マザーで、神父の紹介で職を得る。職場は、高齢者を介護する施設。彼女は施設長から呼び出しを受けセクハラにあう。ショックを受けた彼女は労働組合や弁護士に相談して、裁判を通じて戦っていく。その途中で同僚からの無視、村八分的扱いなど様々な困難にあうといった物語だ。介護をしている女性は、様々な国籍の女性で、カポトンディ演じる主人公は珍しくイタリア人という設定だった。
結末(裁判の結果)は、意外といえば意外なものであった。上映後の監督との質疑応答では裁判の結果をシナリオとは正反対のものにしてはどうだったのか、という質問も出ていた。
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