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2018年11月11日 (日)

ロベルタ・マメリのマスタークラス

ロベルタ・マメリのマスタークラスを聴講した(旗の台のえびらホール)。

えびらホールは個人のお宅的なホールで、天井は高いが椅子は30−40くらいが固定ではなく並べられていた。2日間のコースなのだが、私が聴いたのは2日目。午前中から夕方6時過ぎまで長時間のレッスンである。8人がレッスンを受け、最後は発表会。
レッスンを受けていたのは、乙顏有希、山口紗知、椿山芳、長島麻衣子、樋口由佳里、渡邊有希子、井ノ上歌歩、他お名前非公開の方が一人(敬称略)である。
このうち四人がカッチーニ(1545?-1618)を歌った。あのアマリリが有名なカッチーニである。モンテヴェルディが1567-1643 なので、1世代上で大雑把にいえば同時代人である。取り上げられた曲は 'Dolcissimo sospiro' と'Torna deh torna' と’Amarilli, mia bella' で、最初の 'Dolcissimo sospiro'を歌った人が2人いた。レッスンを聴講してわかったのだが、カッチーニの曲は楽譜を見るとシンプルに出来ているのだが、実際に歌うと難しい。マメリも、この曲は難しいのよ、でも選んだのはあなただから。と笑いながら言っていた。フレーズも長かったりする。息つぎについては、マメリは必ず歌手のお腹をさわってここは柔らかくして、しかしここまで息を入れてと。胸で呼吸するのではなく、お腹の底の部分から入れ、だんだん吐いたら、脇腹から出せという。実際、彼女が歌ってみせると、長い長いフレーズを一息で歌ってしまうのだ。その上で、もし息継ぎをするのだったら、この1音を2音のように歌い直し、そこで息を継げという実践的アドバイスもあった。
 シジスモンド・ディンディアの’Da l'onde del mio pianto' を歌った人もいる。僕はこの作曲家はじめて聴いたのだが、半音階を多用してアヴァンギャルドな感じがする。マメリもこの作曲家ははじめてだと言い、気に入ったと言っていた。
以下、事項に続く。

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