《シチリアン・ゴースト・ストーリー》
アントニア・ピアッツァ、ファビオ・グラッサドニア監督の《シチリアン・ゴースト・ストーリー》を観た(イタリア映画祭2018、有楽町・朝日ホール)。
マフィアの司法協力者(ペンティート)の息子が誘拐され監禁され殺された実話に基づく映画。この事件はイタリアでは有名な事件で新聞でも繰り返し取り上げられている。
2人の監督は基本的な骨格は事件のままに、その男の子のガールフレンドを設定し、彼女だけがこの失踪事件を真剣にフォローしていく(しかしそれは幻想を通じてでもある)という仕組みを取っている。そのため、怖い話なのだが、一種のラブストーリーにもなっている。そこに観客にとっては一抹の救いがあるとも言えるのかもしれない。
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