『かけがえのない数日』
ピッチョーニ監督の『かけがえのない数日』を見た(イタリア映画祭、朝日ホール)。
4人の女の子がイタリアからベオグラードにいくロード・ムービーなのだが、母親役のマルゲリータ・ブイは見慣れた女優だからすぐ認識できるが、若い女性4人の区別が最初のうち混乱しかねない。しかし、見慣れると4人の性格は実にくっきりと描き分けられている。むしろある意味では1人の人間のいくつかの側面を4人に分けて描いたのかとも思うくらいである。
カテリーナがベオグラードに行ってホテルで働くのだが、他の3人は物見遊山がてらついてくる。その中で、リリアーナは重い病気を抱えているが、それを母にも親友のカテリーナにもうちあげていない事がドラマの鍵だろう。
数日の旅行で彼女たちはそれぞれどこかが決定的に変わる。そういう時期というのが誰にでもあるのだと思い起こさせられた。
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