『la vita possibile』
イヴァーノ・デ・マッテオ監督の『La vita
possibile』を見た(イタリア映画祭、朝日ホール)。
DVを受けている女性アンナ(マルゲリータ・ブイ)が13歳の子供と一緒に、トリノに住む独身の女性(ヴァレリア・ゴリーノ)の所に転がり込む。
アンナは清掃員となり、息子は学校に行き始めるがなかなか友達ができない。息子は娼婦の女性(スラブ系)に憧れの気持ちを抱く。また、近所のレストランを経営するフランス人に父親の代理を見出す。
トリノの秋、公園の情景が、落ち着いた音楽と相まって叙情的に描き出され、それが少年を取り巻くささくれ立った環境にもかかわらず観客側も丁寧にフォローしていく気持ちにさせる。簡単に幸せな状況は得られないが、少年の周りに、情愛がないわけではない。
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