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2017年3月 1日 (水)

《トスカ》

《トスカ》を観た(東京文化会館)。

二期会、指揮はルスティオーニ。彼の指揮は実に見事だった。スカルピアの「行け、トスカ」はオケが単調になりがちだが、彼が振ると同じリズムの繰り返しにスイングする部分が生まれ、リズムが生きてくる。
彼の指揮は、テンポ設定が巧みで、歌手が伸ばしてテンポが遅くなった時に、次のフレーズでさっと元に戻す、その戻し方が決してギクシャクしないですっと元に戻っている。また、弦の鳴らし方が、プッチーニが手放しで歌わせているようなところでも抑制の効いた上品な響きになっているので、通常の指揮者のプッチーニよりも幾分上品な感じになる。またその結果、弦と管楽器のバランスがよくなり、管楽器の音がよく聞こえるし、オケ全体の音色の変化が聴衆によく伝わる。
歌手はいずれも熱演だった。舞台は、いかにもイタリアの教会やサンタンジェロを思わせるオーソドックスなものであるところが良かった。

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