イングランド銀行博物館
イングランド銀行博物館に行った(ロンドン)。
この博物館は、イングランド銀行に接するようにある。子供にも大人にも中央銀行の果たす役割の理解を助けるいろいろな仕組みがある。はっきりここで述べられているのは、イングランド銀行はインフレ2%を目指していること。日銀の黒田総裁と同じなんだなあと感慨を持ったが、ただし異なるのは、何年間でというタームを決めているわけではないことだ。
イングランド銀行が18世紀前半にできた経緯や、金本位制(だった)のことや、ビデオやアニメもあって理解を助けてくれる。また、イングランド銀行が発行してきた金貨、銀貨やお札も展示されている。
18世紀といえばヘンデルなのだが、実はヘンデルはイングランド銀行に投資していたのだ。ヘンデルの銀行との関わりも1つの展示ケースを設けて解説がしてある。思えば、ヘンデルもロンドンでオペラを作って興行していたわけだが、現在では傑作と言われているものが、必ずしも興行として当たったわけではなく、当たったり、当たらなかったりなのだ。王からは年金をもらっていたものの、老後に備えて?投資をしていたのだろう(ヘンデルには妻子がいなかった)。ヘンデルのオペラ興行のあたりはずれは、ホグウッドの書いた伝記に詳しいが、イングランド銀行への投資はある研究会の報告で知った。感謝。
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