フリーメーソンのグランド・ロッジ
フリーメーソンのグランド・ロッジを訪れた(ロンドン)。
ここには図書館と博物館があり、またガイド付きツアーもあるのでそれに参加し、建物というか神殿(temple)の見学をし、細かな説明を受けた。
フリーメーソンに興味があるのは、イギリスで18世紀前半(1717年)生まれたフリーメーソンが瞬く間にヨーロッパに広がり、モーツァルト、ハイドン、皇帝ヨーゼフ2世、その他ヴィーンの多くの貴族がフリーメーソンだったことだ。
特に、モーツァルトのオペラ《魔笛》が、フリーメーソンの思想が織り込まれているというのはずっと言われていることなのだが、しかしながら、どこがどうそうなのかは、なかなか納得がいかないというか、わかったと云う感じが持てないでおり、自分にとって継続中のテーマの1つなのである。
フリーメーソンは秘密結社ということが強調され、それは間違いではないが誤解を招く面もあって、有名なメンバーがわかっているし、フリーメーソン側もそれを認めている。イギリス王室などは代々、フリーメーソンのメンバーが多い。バッキンガム・パレスにもフリーメーソンのマークの入った部屋があるくらいだ。
テンプルは立派だが、どこか教会にも似ている。キリスト像や十字架に関するものがないのが決定的な違いであろう。ただしソロモン王とか旧約聖書の人物が描かれていることは少なくないのだ。
なかなか興味ふかい場所であった。
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