ペルガモン博物館
ペルガモン博物館を訪れた(ベルリン)。
この博物館は、古代メソポタミアのバビロニアのイシュタール門やその他の展示物とイスラム教が生まれてからの中近東地域の展示物の二部構成。
古代の方で、浮き彫り彫刻があったが、ロッシーニのオペラ《バビロニアのチーロ》で使われている衣装、ヒゲなどを彷彿とさせるもので、ああ、こういうところから着想を得ているのだと納得。
もっともこの浮き彫りにはもともと彩色が施されていたとの事。オペラの方は全て白黒で構成された衣装だったが、これは演出の意図が、この出来事が無声映画の中の出来事であるという枠組を与えているので、当然そうなる。
枠組み自体は、読み替えだけれども、衣装は歴史的に納得のいく衣装というのは僕にとっては好感の持てるものだ。
イスラムのコーナーでは富裕な商人の館の一部屋を壁も含めて再現した部屋があったが、客人を大切にするということがここまで美と直結していたのかと驚いた。
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