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2016年9月 4日 (日)

ドイツ歴史博物館

ドイツ歴史博物館を訪れた(ベルリン、この項イタリアと直接関係ありません)。

文字通り、ドイツの歴史を様々な文物を展示・解説(オーディオガイドありますが、日本語はない)しているもので、ざっと見るだけでも5時間ほどかかる。
僕の場合、20世紀は息切れがしてしまった。2日に分けていく方が良いのかもしれない。時代の区切りも日本とは異なる。例えば、1500年が大きな区切りの1つなのは、ルターによる宗教改革のためだ。宗教改革の意味、意義も説明されるが、当時の村の様子や、人々の暮らし、服装、家具、食器などの展示もあり、生活史的な観点にも抜かりはない。
時代が下ると、ナポレオンが戦争に負けた時に奪われた帽子も陳列されていた。
明治維新とほぼ同時期に、ドイツも国家統一がなされるわけだが、そのあたりのオーストリアとの攻防やドイツ皇帝の親子関係などもなかなか興味深かった。
初代皇帝がなくなった年には後継者がその年にガンのためなくなり、1年に3人の皇帝がいたことになる。また、それとビスマルク解任をめぐる話など。
1920、30年代以降になるとユダヤ人差別の問題も相当詳細に語られていたのだが、こちらのエネルギーが消耗してしまっていて、展示は面白そうだったのだが、飛ばし飛ばしになってしまった。しかしドイツ人らしく、何を持ってユダヤ人というか、半ユダヤ人というかなど定義を厳密にしていたのだった。ドイツ人の徹底性が良く出る場合と、悪く出る場合とと、このあたりからは腹にズシンとこたえる展示が多くなる。
さらに展示は第二次大戦後、東西ドイツの分裂と統一にまで至るのだった。
展示の最初の方に、ドイツの領土が時代によってどう変わるかがデジタル画面で時間を追って示される装置があったのだが、古代は民族の分布だけなのは良いとして、中世以降神聖ローマ帝国が出てくると、イタリア半島の半ばまで領土ということになっているのが、フームという感じであった。そういう立場もあるわけだ。とともに、国という名前が付いていても、名目上という性質が強い国家と実体的な支配を伴う国家がある(無論その中間段階も様々にある)のだとあらためて思った。

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