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2016年5月 6日 (金)

《オレはどこへ行く?》

ジェンナーロ・ヌンツィアンテ監督の《オレはどこへ行く?》を観た。痛快爆笑コメディである。
主人公のケッコ(ケッコ・ザローネ)がアフリカの部族に捕らえられ、その部族長にこれまでの半生を語るというのが枠組みになっている。
ケッコは幼い時から公務員にあこがれ、実際に公務員になり、その特権?であるゆっくり出勤、許認可を求める人からの贈り物などをたっぷり享受する様子が軽妙な会話とともに描き出される。
そこへ公務員削減の改革がやってくるが、彼は転勤を命じられても、命じられても、めげずに職にしがみつく。ノルウェーにとばされて、ノルウェーはイタリアと違ってなんと文明的な国なんだ!とケッコが目覚める?場面は、アイロニーに満ちている。
笑いつつ、イタリアが相対化され、第一共和制とはなんであったのかを考えさせられる映画である。

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