ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルの集客数
ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(以下ROFと略する。ROF の呼称は当該団体もしばしば用いているものである)の集客数が少し落ちた(地元紙、8月23日による)。
今年はロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルの35年目であったが、集客数は、全部で1万5250人。売り上げは94万6000ユーロ。
前年は、集客数が1万7000人で売り上げが120万ユーロだったので減少している。
ROFによれば、観客の63、5%が外国人。最も多いのがフランス人とドイツ人で、日本人は、イギリス人を追い越して第三位に浮上した。
近年急速増えているのはロシア人(30%増)で、アメリカ、オーストリア、スイス、ベルギー人も好調である。
各国のジャーナリストも130社にのぼる。劇場関係者も訪れている。イギリスのRoyal Opera House, 日本の日本オペラ振興会(藤原歌劇団)、アントワープのDe Vlaamse Opera, ベルリンドイツオペラ、バイエルン国立歌劇場、リヨン国立歌劇場、
ストラスブルクのOpera National du Rhin, Opera Nice-Cote d'Azur, ローマ歌劇場、リコルディ(出版)、Agis など。
2014年はこれまででもっともメディアとの関係が密接だった。《アルミーダ》
の第二回目の上演が翌日にRAI 5で放送された。RAI Radio3 はすべての演目を放送した。さらに3つのオペラはオンラインで直接世界中のファンが聞いたし、8月18日から23日まではRAI Radio3で録音放送を聞くことができた。
またROF でははじめて演奏された《小荘厳ミサ曲》は衛星技術のおかげで直接ストリーミングされた。3つのプラットフォームで500人のコンタクトがあった。
3つの公演のハイライトはこの秋にRAI3の番組《Prima della prima》で放送されるし、この番組はまるまる一回を《アルミーダ》特集にあてる。
またアメリカのシカゴのWfmt Radio Network は、350のアメリカのラジオ局と提携して、Rof の特集番組を11月末に2時間放送する。
すでにRof は2015年に向けて仕事を開始している。
プログラムは《湖上の美人》、《新聞》、《バビロニアのチーロ(キュロス)》である。
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