ドロットニングホルム宮廷劇場
ドロットニングホルム宮廷劇場を見学した。
ドロットニングホルムはスウェーデンのストックホルム郊外にあり、船に乗って1時間弱だが電車とバスを乗り継いでいくことも可能だ。ぼくは帰りはバスでストックホルム中央駅に戻った。
ドロットニングホルム宮殿(王宮)と宮廷劇場は同じ敷地ない歩いて3分ほどのところにあるので、ひとまとめに見ることが出来る。ただし王宮のほうは入場券を買って、自由に見てまわる(ただし撮影禁止)のに対し、宮廷劇場のほうはガイドによるツアーのみである。
この宮廷劇場は1762年に一度火災で焼失し、それを建て替えたものだ。再建がなったのが1766年6月12日。これを建てたのは、グスタフ3世の両親(母はロヴィザ・ウルリカ)。
1790年代にグスタフ3世は暗殺されるが、子どもはオペラに熱心ではなく、この劇場は放置された。20世紀になって、再発見され、18世紀の劇場が手つかずに残っている貴重な歌劇場となった。劇場は大きくはなく、座席は長椅子。ロウソクをおもわせる電燈、シャンデリアが用いられており、18世紀と同様、座席は幕があがってからも明るい(といっても、ロウソクを思わせる電燈なのでまぶしい明るさではない)。
舞台は歌手からみて前方に傾斜しており、かつ透視図法的に奥が狭くなっている。舞台転換は独特で、横にスライドする装置が一斉にいれかわる。
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