《サルヴォ》

ファビオ・グラッサドニア、アントニオ・ピアッツァ監督の《サルヴォ》を観た(イタリア映画祭、有楽町・朝日ホール)。
マフィアの冷徹なヒットマンが、ふとしたきっかけで、敵の盲目の妹に惹かれてしまう。冒頭の場面は、撃ち合いがあるが、物語の中心はむしろ、もともとは敵対するはずの2人の逆説的な交流。ハードボイルドな恋愛映画と言えよう。画面は、独特で、説明的ではなく、主人公の行為が見えない場面や、光量がぎりぎりまで落としてあってよく見えない画面も多い。それが想像力を刺激する仕組みである。
サルヴォという若いヒットマンも、盲目の若い女性も、独特の存在感、表情が素晴らしい。
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