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2013年12月 6日 (金)

ダンヌンツィオ展

ダンヌンツィオ展を観た(東京大学駒場博物館)。

会期が延長になり12月13日まで。思いがけず、多くのダンヌンツィオの遺品が展示されている。スーツや靴、カラー(取り外しのきく襟)。ダンヌンツィオの足は、小さくて、幅はとても細かった。あの靴では、たいていの日本女性でも幅がきついのではと思われるほどであった。
ダンヌンツィオは、日本に飛行機でやってくる計画も持っていたが、様々な事情(主としてフィウメの情勢の緊迫)で頓挫した。
日本人との交流もあった。彼の最後の家であるヴィットリアーレはヴィデオ映像も含め詳しく紹介されている。
入場は無料で、しかも充実したパンフレットがこれまた無料である。

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コメント

十数年前にヴィットリアーレを訪問したことがあります。

建物も敷地内の施設も、ロケーションも、ダヌンツィオが自分の人生を芝居仕立てに再構成しているところに感銘を受けました。一見の価値ありと思います。

ただ、車がないと不便な場所なので、誰にでも勧めることができないのが残念です。わたしはレンタカーで行きましたが。

投稿: Shibano | 2013年12月16日 (月) 08時38分

僕も90年代に行きました。
自分の感性の変化を感じます。当時は、仏像があったり、マリア像があったりと
混成なのに強い当惑を覚えたのですが、今回の展覧会の展示品やヴィットリアーレの
写真を見ると、ダンヌンツィオというフィルターで集められたものなのだという感じ
がしました。

投稿: panterino | 2013年12月16日 (月) 09時03分

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