「それは息子だった」

ダニエーレ・チプリ監督の「それは息子だった」を観た(イタリア映画祭、有楽町朝日ホール)。
語り口は、コミカルだが、内容はそら恐ろしいものだった。郵便局である中年の男が、昔々という感じでこんなことがあったと語っている。
本当なのか、ほらなのか判らないという感じなのだが、だんだん彼をめぐる実話だということが判ってくる。
シチリアで、流れ弾にあたって娘が殺された一家。すすめられるままにマフィア被害者の届けをだして賠償金を受け取る手続きをするが、お金がなかなか実際にやってこない。
やっとその金が来ると、高級車を買って、それがあらたな悲劇の発端となる。この語り手の男は、ある犯罪の犯人の身代わりにさせられたのだ。
登場人物も、最後の場面で、この人がこんなところで全てを取り仕切るのかといった驚きがある。
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