ポリーニ・パースペクティヴの第5夜。シャリーノの謝肉祭第10番、11番、12番(日本初演)と後半はベートーヴァンのピアノソナタ第30番、31番、32番を聴いた。
シャリーノの曲は歌詞のある歌を声楽アンサンブルが歌い、ピアノがダニエレ・ポリーニ(ポリーニの息子)、打楽器、チェロ、ヴァイオリンがいて、非常に面白い、豊かな発想の曲だった。
ピアノソナタは31番、32番が圧巻。曲自体がそれまでのものと違う。対位法と和声的音楽が自由自在に往来する。その構造をポリーニはあくまで構築的に引き分けて行く。深い感銘を受けた。
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