ポリーニ・パースペクティヴ第2夜
ポリーニ・パースペクティヴの第2夜を聴いた(サントリーホール)
今日は小ホール。マンゾーニ5曲とラッヘンマン1曲なので、マンゾーニの夕べと言ってもいいような演奏会。会場には作曲者自身とポリーニも来ていた。
冒頭の曲はこの演奏会のための書き下ろしで世界初演。他も、日本初演である。ソプラノが出て来る曲が印象的だったが、字幕が出るともっとよかったかなと思った。
つまり、マンゾーニは歌詞を複数の詩の一節からとってきてコラージュすることが多いようだ。今どの部分のどういう歌詞なのか判ったほうが音楽を理解する助けになると思う。
デジャルダン(ヴィオラ)の演奏を見ていると、リズムといい、音の歯切れの良さといい、現代音楽がエレガントさと無縁ではないのだと思い知らされた。彼の演奏している姿自体が音楽的である。
弦楽四重奏は、4人とも日本人(亀井、多井、辺見、安田ー敬称略)で若いのだが、実に達者で聴かせる演奏だった。
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