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2012年10月31日 (水)

州知事Pd-Udc が制す、グリッロ第一党に

Resizerjsp_2シチリアの州知事選挙で、民主党、キリスト教民主同盟推薦のロザリオ・クロチェッタが当選した(10月30日、Corriere della Sera).

クロチェッタは、反マフィア運動のシンボルであり、民主党のEU議員である。彼の得票率は30、5%。
驚いたのは、ベッペ・グリッロの5つ星運動の候補ジャンカルロ・カンチェッレーリが18、2%の得票をしたこと。
さらに、グリッロの党は、単独で14、9%でシチリアの第一党となった。第二は民主党で13、4。ついで、Pdl の12、9%である。
ベルルスコーニやアルファーノが担ぎだした知事候補ネッロ・ムスメーチは25、7%の得票しか得られなかった。

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州知事Pd-Udc ga

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シチリア選挙、投票率低し

Affluenzaore22470x260シチリアの地方選挙(州知事、県議会、州議会)の選挙が実施されたが、投票率は低かった(10月29日、Corriere della Sera).

2008年の選挙では66、7%の投票率だったが、今回は47、4%にとどまった。
辞任した州知事ラッファエーレ・ロンバルドにかわる州知事をめざす候補は10人。

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シチリアで選挙

Siciliaregionaliシチリアで地方選挙が実施された(10月28日、Corriere della Sera).

投票は、州知事、県議会、州議会に対するもの。
投票は政党に印をつけてもよいが、政治家の個人名を書くこともできる。
州知事に関しては、候補者に印をつける。

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2012年10月28日 (日)

ベルルスコーニ立候補せず

575187ベルルスコーニは、首相候補として立候補しないことを表明した(10月25日、Corriere della Sera).

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ジャーコモ・マンゾーニ、作曲家自身によるレクチャーとコンサート

イタリア文化会館(九段)で、イタリアの作曲家ジャーコモ・マンゾーニ自身によるレクチャーとコンサートを聴いた。

彼の曲が、彼のコメント(日本語の通訳あり)のあと日本人奏者によって演奏されるという形をとった。弦楽の4人は前日と同じだが、そこにソプラノの天羽明恵が加わっている。
ここで取り上げられたマンゾーニの作品は、彼の友人や仲間の追悼のために書かれたものが少なくなかった。また、歌手が歌う部分は、詩からとられたものだった。ここでも字幕がでるといいのにと思った。演奏のレベルは非常に高かった。

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ポリーニ・パースペクティヴ第2夜

ポリーニ・パースペクティヴの第2夜を聴いた(サントリーホール)

今日は小ホール。マンゾーニ5曲とラッヘンマン1曲なので、マンゾーニの夕べと言ってもいいような演奏会。会場には作曲者自身とポリーニも来ていた。
冒頭の曲はこの演奏会のための書き下ろしで世界初演。他も、日本初演である。ソプラノが出て来る曲が印象的だったが、字幕が出るともっとよかったかなと思った。
つまり、マンゾーニは歌詞を複数の詩の一節からとってきてコラージュすることが多いようだ。今どの部分のどういう歌詞なのか判ったほうが音楽を理解する助けになると思う。
デジャルダン(ヴィオラ)の演奏を見ていると、リズムといい、音の歯切れの良さといい、現代音楽がエレガントさと無縁ではないのだと思い知らされた。彼の演奏している姿自体が音楽的である。
弦楽四重奏は、4人とも日本人(亀井、多井、辺見、安田ー敬称略)で若いのだが、実に達者で聴かせる演奏だった。

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演奏会マンゾーニ&ベートーヴェン

ポリーニ・パースペクティヴの第一夜を聴いた。

マンゾーニの Il Rumore del Tempo と、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ。マンゾーニの曲が意外な収穫だった。
冒頭でソプラノとヴィオラが出て来るのだが息をのむ美しさ。ヴィオラのクリストフ・デジャルダンとチョー・ジョーの演奏能力が高く、リズムといい音の響かせかたといい繊細なのだ。
曲は、ピアノ(ニコラス・ホッジス)、ヴィオラ、クラリネット(アラン・ダミアン)、打楽器(ダニエル・チャンポリーニ)、ソプラノによって演奏されたが、上記の2人は傑出していたように思う。
現代音楽というと不協和音がけたたましく鳴り響いてというイメージをお持ちの方もいるかと思うが、マンゾーニの場合、声の扱いは歌手に無理をさせず素直に楽音を出させている。弦楽器に関しては古典的奏法をはみだして、打楽器的な奏法を駆使しているーそのことは現代音楽としては珍しくない。
声が出て来ると、歌手自身から発せられる音であるため断片化されない。弦楽器は歌うところもあるが、打楽器的奏法により音楽が断片化する。声が音楽における歌を保証していると感じた。
ポリーニのベートーヴェンは、彼が音楽の構造を伝えることを優先していることが明らかになる演奏だった。早めのテンポで、細かなフレーズの表情にはあまり拘泥せずに前へ前へと進んで行く。まれに曲想が変わる構造のつなぎ目の部分では丁寧に和音の響きの変化をたどる場面がある。ワルトシュタイン、22番、熱情とベートーヴェンは自分を繰り返さず、自分を模倣せず、新しい音楽を追求し続けていたことが実によくわかる演奏だった。昔の彼の演奏のように一音たりと弾き違えないという演奏ではないが、別の魅力、説得力を感じた。

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2012年10月10日 (水)

《ピーター・グライムズ》

Aut201210030024ブリテン作曲のオペラ《ピーター・グライムズ》を見た(初台、新国立劇場)。

暗い話ではあるが、実際に観てみると、迫力があり、音楽的にも聞き所が満載であった。
ピーター・グライムズ(スチュアート・スケルトン)は主人公の名で、彼は漁村の船長。彼が雇っていた少年が死んだことに関する検死審理公判が開かれており、ピーターは無罪とされるが、もう少年の徒弟を雇わないようにとのアドバイスを受ける。
しかしピーターはエレン(スーザン・グリットン)の助けをえて孤児院の少年を再び雇う。
日曜の朝、村民は教会に行くが、エレンは少年の身体にあざを見つける。ピーターは少年に崖を下って船にいくように命ずるが、少年は足をすべらせる。
少年のセーターをエレンが発見し、その報告をうけたバルストロード船長(ジョナサン・サマーズ)は、ピーターに船を沖に出し、沈める(自殺する)よううながす。
指揮はリチャード・アームストロング。演出ウィリー・デッカー。オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団。合唱は、新国立劇場合唱団。いつもながら、日本のオケの演奏技術の高さ、合唱のレベルの高さに感心した。演出に関して言えば、簡素なのはよいのだが、服装が全員同じであると、主要人物との区別がつきにくい。僕は3階席で舞台から遠いせいか、見づらかった。
曲は、劇場で聞くと打楽器や弦の低音の迫力もあり、また透明感のある北の海を思わせる響きも美しく、ソロ、重唱、合唱の場面ごとにそれぞれの味わいがある。
斬新な響きはあるのだが、前衛的になりすぎない中庸な感じがブリテンの音楽にはあって、神経をひりつかせることはない。聴衆も日本ならではで、沈黙が支配するときにはまさに水を打ったような深い沈黙、無音状態が訪れる。味わい深い演奏であった。

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2012年10月 7日 (日)

《秘密の結婚》

1429miramareomoteチマローザ作曲のオペラ《秘密の結婚》を観た(新馬場、六行会ホール)

オペラ・ブッファの傑作であるが、モーツァルトやロッシーニと較べると上演回数が少ないので貴重な機会である。
A, B二組のキャストがあり、僕が観たのはAキャスト。
ストーリーはエリゼッタ(川越塔子)とカロリーナ(山邊聖美)の姉妹がいて、妹のカロリーナがパオリーノ(高畠伸吾)と秘密の結婚をしている。二人は姉エリゼッタがロビンソン伯爵(白石陽大)と結婚することを願うが、伯爵はカロリーナを観るなり、気に入ってしまい、二人を当惑させる。
姉妹の父ジェローニモ(伊藤純)は、最初はエリゼッタを伯爵と結婚させることに熱心なのだが、伯爵がカロリーナと結婚するなら持参金は半分で良いというと心が動いてしまう。
困ったパオリーノはジェローニモの妹フィダルマ(田辺いづみ)、つまりエリゼッタ、カロリーナの叔母に相談するが、フィダルマはパオリーノに恋している。
こうして話はこじれるが、最後には伯爵は、カロリーナを断念し、エリゼッタと結婚するという。ここいらへん、いかにもご都合主義であるが、むしろオペラ・セリア的と言える。オペラ・セリアでは、身分の高い君主が自らの欲求を抑えたり、慈悲を示すことで徳を示しかつ皆が幸せになるというパターンが見られるが、ここではそれが君主でなくて、相対的に身分の高い伯爵が君主的役回りを演じているわけである。
他の部分は、むろんオペラ・ブッファそのものだが、結末の部分だけストーリー上、オペラ・セリア的要素がとりいれられている。
この台本(リブレット)を書いたのは、ジョヴァンニ・ベルターティであるが、その原作となったのは、イギリスのお芝居でジョージ・コルマン(父)とデイヴィッド・ギャリックの共作。
オーケストラはフィルハーモニア東京という11人の小編成の管弦楽であるが、ホールが小さいので音量にまったく不満はない。指揮の樋本英一は、軽快なリズムで、肝心なところではさっとテンポを早め巧みに演劇的効果をあげる。また、歌手も、二重唱で、女性同士がライバル関係になった時など、柳眉を逆立てる様子を、声の表情の急変で表し、音楽と演劇の相乗効果をあげていた。
歌手はみな様式観を持って歌っており、聞いていて気持ちがよかった。イタリア語の発音もきれいでよく聞き取れるし、表情も適切。そのため、日本語字幕もあり、音楽としてもお芝居としても大いに楽しめた。また、小さいホールなので、歌手もよく声がとおるし、声の表情、演技の細部も無理なく伝わり、小ホールでのオペラの贅沢な味わいを満喫できた。演出は恵川智美。舞台装置は簡素だが、服装は時代衣装で違和感はない。演出もところどころに踊りの要素や、ジェスチャーが入るのだが、それが喜劇的要素をうまく伝えていた。
外来オペラもいいが、こういう日本製のオペラ・ブッファも大変水準の高いものが出て来ているものだと感心した。

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