カルメン
マチェラータのスフェリステリオ劇場でビゼーのオペラ《カルメン》を観た。
スフェリステリオ劇場は、もともとは球技場であったため、細長い楕円をまっ二つにしたような形で、長い直線の部分が舞台となっている。そのため舞台は奥行きはせまく、幅が左右にとても長いのが特徴である。
また、野外劇場であるため天候に左右されるのだが、現在のイタリアはとても暖かく、夜9時に開始で終わったのは12時半であったが、まったく寒くなかった。
総合監督のピッツィが、おそらくは予算の関係で再任されなかった。今回のカルメンの舞台も簡素なものだった。カルメンが最初に出てきたときにズボンをはいていたのには多少驚いた。他の女工たちはスカートをはいていたので何らかの意図があったのだろう。
演奏は指揮がドミニク・トロッテン。やや丁寧すぎる感じの指揮。もう少しめりはりがあってもよかった。カルメンはKetevan Kemoklidze, ミカエラはアレッサンドラ・マリアネッリ。ドン・ホセはロベルト・アロニカ。エスカミリオはGezym Myshketa.
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