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2012年8月 9日 (木)

アレーナのオペラ博物館(AMO)

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アレーナ・ムゼオ・オペラ(AMO)を訪れた。

ヴェローナでは1913年からアレーナでオペラが上演されているが、今年2012年6月24日にアレーナのオペラ博物館が誕生したのである。正式名は Arena Museo Opera (略称AMO)である。

場所は、ピアッツァ・エルバ(午前中、市がたつところです)からほど近いパラッツォ・フォルティという館である。ここは去年までは現代美術館だったそうだ。

入場料は、アレーナでのオペラのチケットを提示すれば半額(5ユーロ)になる。

展示は、5つのコーナーに別れていて、それぞれのコーナーでマルチ・メディアを駆使しているところはいかにも2000年代に誕生した博物館らしいところである。

最初のコーナーは「リブレット(台本)」。《トスカ》の台本の一葉ではリブレッティスタ(台本作家)のイッリカが書いたものに、作曲家のプッチーニが書き加えたり、削除を指示したりしているものが展示してあった。

第二のコーナーはスコア(総譜、partitura)である。これもヴェルディやプッチーニの自筆稿が展示されていて興味深い。

第三のコーナーは、舞台装置。第四は舞台衣装。第五は上演ということで、過去の上演をヴィデオでみることが出来る。また、舞台衣装がどうやって作られているかのヴィデオもある。

案内係の人の話では大急ぎで開館したため、たとえばヴィデオの中に古い歌手の写真が出てきた際に名前が記されていない場合があったがこれから整えていく予定とのことであった。

1950年代、60年代以前の資料がどれくらいあって、見られるようになるのかを尋ねている人がいたが、態勢を整えている段階であり、まだ詳細は不明のようだ。

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